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はじめに:すべての資本は「自己資本」から始まる
人生を豊かにする「4つの資本」──
自己資本・社会資本・金融資本・感性資本。
その中でも、最も根幹となるのが「自己資本」です。
参考リンク:
人生の経営戦略――自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20 山口 周 著
今回はその中でも、「スキルと経験」にフォーカスし、
なぜ自己資本が出発点であり、
他のすべての資本に波及するのか、をお伝えします。
自己資本とは?
自己資本とは、
自分の中に蓄積されている「稼ぐ力」「生きる力」。
- スキルや経験(=自分の武器)
- 思考力・自己認識(=ものの見方)
- 健康やコンディション
- 感情の安定(EQ)
- 習慣・継続力
この土台が整っていないと、
どんなに人脈(社会資本)やお金(金融資本)があっても、
それをうまく“活かす力”が持てません。
スキルと経験がもたらす自己信頼
今回のテーマはこの中の「スキルと経験」。
- 誰かから「評価される」ことがなくても
- SNSで発信しなくても
- 転職市場で武器にならなくても
自分が「積んできた」と思えることが、
内なる自己信頼の柱になります。
それがやがて、
- 社会とのつながり(社会資本)を生み
- 収入や選択肢(金融資本)を広げ
- 自己表現の幅(感性資本)を育てていきます。
スキルと経験の“育ち方”は人それぞれ
たとえば:
- 10年続けている趣味
- 現場で鍛えた実務スキル
- 人間関係で学んだ試行錯誤
- 子育て、介護などの生活経験
- 一度失敗したけれど再挑戦した記憶
これらはすべて「自分の中にある資産」です。
目に見えないかもしれませんが、確実に“使える力”です。
自己資本を強くする3つの行動
- 経験を書き出して「言語化」する
→ ただの経験が「資本」に変わります。 - 人と比べず、「過去の自分」と比べる
→ 進歩を可視化することが、信頼に。 - 小さくても「使う場」を持つ
→ 教える、伝える、実行することで、経験が血肉になります。
おわりに:まず「自分の力」に目を向けよう
どんなに情報が溢れていても、
どんなに社会が変わっても、
「自分の力で立てる感覚」がある人は、揺らぎにくい。
だからこそ、人生の第一歩として、
「自己資本=スキルと経験」に意識を向けることが大切です。
ここが整えば、自然と、
- 社会とのつながり
- 経済的な自立
- 自己表現の喜び
が、後から静かに育っていきます。
次回予告
👉 【自己資本②】感情の安定がすべてを支える──EQがもたらす静かな強さ
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